時は、2080年。20世紀までの男尊女卑の風潮を打ち消さんが如く猛烈な勢いで力をつけ、21世紀初頭には完全なる男女平等、男女同権を手にした女性達。しかし、彼女達の勢いは留まることを知らず、21世紀末葉ともなると、政財界ならびに司法の場においても要職はすべて女性が務め、男性は只の労働力、もっと言えば只 搾取されるだけの存在と成り下がっていた。完全なる女尊男卑社会である。
政財界の要職および、あらゆる官職は女性が占めていた。消防士、警官、刑務官なども例外ではない。
そして、これは とある刑務所での日常である。

この下半身丸出しの男達は本日 新たに入所した囚人達。
刑務所というのは、どんなに時が経ち科学、医学が進歩し、社会情勢が変化しようとも、常にその変化に取り残され旧態依然とした奇妙な慣例を残しつつ、時に意外な方向へ進化を遂げたりもする 非常にイビツで不思議な空間である。
その一つの例が新入りの囚人達が必ず体験することとなる身体検査である。
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新入りの囚人たちへの身体検査は 身長・体重の測定に始まり、視力検査等細かい物へ進んでいく。
そして検査の最後に行なわれるのが下半身検査と呼ばれるものである。
この下半身検査だが、まず前向きで陰茎を持ち上げて裏まで見せ、次に後ろを向いて尻穴まで自分で広げさせられチェックされる。

この尻穴のチェックは外部からの薬物等の持込を防ぐためのものだが、本来ならば科学が進歩した現代においてわざわざこの方法でチェック必要は全く無い。
あえて、恥辱と屈辱を与えることを目的としているのだ。
そして、刑務官がすべて女性になった2050年代になってから、この下半身検査に新たに加えられた検査項目がある。
それが 陰茎検査だ。
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女性看守 「19番前を向いて立てっ」受刑者 「はい」受刑者の陰茎にメジャーをあてる看守。
女性看守 「平常時、8cmです」「平常時、8cm」と復唱し、記録する記録係。
女性看守 「勃起させろっ」受刑者 「・・・。」女性看守 「早く勃起させろ!」受刑者 「・・・はい。」左手で静かに陰部を擦りだす新入り囚人。
しかし、五分程しても緊張の為 なかなか勃起することができない。
看守達から次々に不機嫌な溜息が漏れ始まる。
女性看守 「19番っ!早くしろっ!!」受刑者 「すっ、すみません・・・。」女性看守 「懲罰房へ行きたいのかっ!」受刑者 「いっ、いえっ。す、すぐに勃たせますので・・・。」そして10分程経過したところで、ようやく勃起することが出来た受刑者。
再び受刑者の陰茎にメジャーをあてる看守。
女性看守 「勃起時13cmです」女性看守 「それと、仮性包茎です」「勃起時13cm、仮性包茎」と復唱しながら事務的に淡々と記録する記録係。
そして、クスクスと失笑する他の看守達。
受刑者達の恥辱と屈辱の日々はまだ 始まったばかりだ。
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